同窓会会報に掲載されています8期生同窓会『あの日に帰りたい』の写真を掲載文章と共に転載しました。カラーでの集合写真、先生方のお姿をご覧ください。
梅雨入り、でもホームは爽やかな風が吹いている。吉祥寺へ向かう電車のなか、長かった今日までの日々を思う、でも特別な感慨はなかった。ひとつを除いては・・・。
「乾杯!」の挨拶もそこそこに会場はみんなの笑顔が溢れていく。そこここでは50年の歳月をいち早く飛び越えようと多くの言葉が行き交う。再会の喜びと分かち合える安堵。それは共に学んだからこその思いなのだろう。そして、「あの日に帰りたい」それは「あの人に会いたい」好きだったと言う気持ちは永遠なのかもしれない。しかし、ひとりひとりの50年がそれを許してくれない。あの日に帰ることはできないがほんの数時間だけその気分に浸れたのかもしれない。みんなが酔い知れた、全ては笑顔に見える。そんな同窓会だった。
忘れていけない再会はもうひとつ、それは奇跡的なこと。金田守弘先生は90才、毎朝4時5時の起き抜け読書を続けている。佐藤正明先生は将棋を週二回、市民会館で指南している。そして、橋本徳朗先生はいまも小平高校を見つめ続けている。「ありがとう、先生」
2022年6月4日(土) 8期生同窓会発起人会