真夏を思わせる6月15日の暑い日、午後3時から立川で11期D組のクラス会を開催した。
前回は故佐野先生の古希のお祝いを兼ねて2006年1月に開催した時だから18年振りのクラス会だ。その間、何度も企画をしては流れ、ようやく動こうとした矢先、例のコロナ禍が始まり再び頓挫。そんなことを繰り返していたのが、今回開催に漕ぎつけたのは、今年初めにN木君が亡くなったことだった。その知らせの中で、M山君が10年前に鬼籍に入っていたことを知った。2年前にはO山君が亡くなり、これで、欅祭のステージに立っていたバンドメンバー3人、皆が鬼籍に入ったことになってしまった。30代前半で亡くなったN口君から数えると既に4名のクラスメートが天国へ旅立っている。年を重ねるクラスメートたち...。
「早くやらねば」T本君のそんな思いがこの日を生んだ。
宴は、先生を含め鬼籍に入られている5名への献杯から始まった。
今回、行方不明者や所用で参加できないメンバーが多く、40名のクラスメイト中13名という寂しさだったが、卒業以来初めて参加してくれた方や、執念の捜索の下、28年振りにはるばる神戸から参加してくれた方もいて、献杯後は各々の近況報告からすぐに大いなる盛り上がりをみせ、あっという間の3時間だった。
最期に、5人の遺影と共に集合写真を撮り、再会を誓っての閉宴となった。まあ、某国での地雷処理活動から戻ってくるI袋君が帰国後落ち着いたら集まろうということになっているので、今度は早い再会が待っているといえる。
次回は今回参加できなかった方達を含め、多くのクラスメートが集まれることと信じて、皆家路についた。
(H.T)